〔復興支援〕2013年11月2日~11月3日

〔復興支援レポート〕
河合真金コーチ 福島県南相馬市小高区へ
◆11/2(土) 被災者宅の草刈り、竹の伐採
ボランティアセンターから直線距離でおよそ6キロ、海岸まで1キロのお宅。海岸とお宅の中間では仮置き場が建設中でした。復旧が進んでいると捉える方、更に不安になる方、切なくなる方・・・。年齢や環境等により感じ方はそれぞれかと思います。完全に倒壊してしまった離れ?納屋?2年8か月、手付かずなのだろうか?(珍しいことではありませんが)私は刈払機で背丈以上の草をスムーズに刈る。・・・・つもりが、漁で使用するような網やビニールの紐、転がすのが精一杯の石、缶・ペットボトル等々が散乱しており、思うように進まず悪戦苦闘。(いつものことですが)作業中、たまたま?近所の方が様子を見に来てくださり「仮設住宅に住まれている、80歳の一人暮らしの男性のお宅 」とのこと。除染されていない現状の上に高齢であること、目と鼻の先には仮置き場が建設され、二度と住む事が出来ないかもしれないお宅・・・・。「それでも奇麗にしておきたいんだろうな」と仰っていました。
作業に入る時、依頼主の方の背景を知る事は殆どありません。でも、ボランティアに依頼するということは、先祖代々守られて、守ってきた土地を大切にしている、今後も大切にしたいというお気持ちがあるからに他なりません。
◆11/3(日) 内勤
ベテランの内勤者が不在とのことで、急遽内勤業務をやらせていただく。作業依頼の受付。
・今まで二人で(60代のご夫婦)出来る事はやってきたけれど、出来ない所を助けてほしい。
・身内が北海道に避難してしまい、自分は足が不自由なのでお願いしたい、と80代の男性・・等など。
「ボランティアさんだけにやらせるなんて申し訳ない」と、皆さん立ち会いを強く希望されました。時間の経過と共に、少しずつ気持ちが前進しているように感じられ、嬉しく有難い一言でした。また、前日作業したお宅の方が、「施設にいる親父に安心させてやりたくて撮影した。皆さんに渡してください」と、作業後の現場を背景に撮影したボランティアの集合写真を態々届けて下さいました。内勤だからこそ直に感じる事ができた被災者の方々の優しさ。今回も濃いボランティア活動でした。
私が行っているボランティアセンター(ボラセン)のブログ
画像①あちこちに放置されたままのガレキ
画像②建設中の仮置き場
画像③完全に倒壊した建物
画像④作業前
画像⑤作業後
画像⑥仲間4人で毎月恒例「松月堂」さんへ

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