第10回 Bコラム

今回のコラムは3/23(日)に行われた群馬クレインサンダーズvs越谷アルファーズの試合です。
試合結果は62対57で群馬クレインサンダーズが勝利しました!
今節はBリーグでは珍しいロースコアゲーム(得点が低い試合のこと)でした。
両チームとも守り合いが際立った試合でした。
群馬には日本代表経験がある#0 藤井祐眞選手と#9 辻直人選手が試合の中心となっていました。
ですが、今節の2桁得点者は、両チームとも外国籍選手でした。
(群馬 #3 マイケル・パーカー選手 19得点 #4 トレイ・ジョーンズ選手 11得点)
(越谷 #5 LJ・ピーク選手 10得点 #10 ティム・ソアレス選手 18得点)
こういったロースコアゲームの特徴は、今節みたいに外国籍選手(そのチームのエース)に得点が集中するケースがあります。
外国籍選手の得点力も問われますが、日本人選手がどのようにして彼らを活かすかというところも注目して観戦して見てはいかがでしょうか。
逆に、得点が集中している選手からのアシストも生まれやすくなります。トレイ・ジョーンズ選手はチーム最多の6アシストを記録しています。
Bリーグに限らず、NBA選手などですごいと思う点はバスケットボールに対する理解の高さです。
バスケットIQが高いため、一人でプレーすることなく「どうやったら5人で勝てるのか」を考えてバスケットをしているように見えます。
トレイ・ジョーンズ選手の6アシストが物語っていますが、周りが見えているからこそアシストができ、ディフェンスがプレッシャーをかけている状態でもパスができるというIQの良さがわかります。
バスケットボールは疲れている中でも、「正しい判断をし、ミスを極力なくす」努力が必要になります。
ミスは完全になくすことはできませんが、前回でも伝えた通り、「ディフェンスの切り替えを早くすればオフェンスのミスを帳消しにできる」ことが可能になります。
瞬時な状況判断も必要ですが、それ以前に切り替える速さもプロの選手はとても早いと感じるので、観戦の際はそういったところも見てみてはいかがでしょうか。
HMSportsバスケットボールスクールコーチ 小池玲史
<今節のpickup player>
群馬#4 トレイ・ジョーンズ選手
11得点6アシスト4スティールの活躍でした!
今節のゲームハイライト:配信元B.LEAGUE公式Youtube
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