〔復興支援〕2013年10月12日~10月13日

〔復興支援レポート〕
河合真金コーチ 福島県南相馬市小高区へ
 
◆10月12日(土) 福興浜団の捜索活動
 
双葉郡浪江町請戸(ウケド)海岸へ
福島第一原発から5キロ~7キロ付近、小高区の隣、浪江町の請戸海岸にて捜索活動をしました。検問を通り海岸へ向かう。小高区同様、時が止まったままの状態。波の音と風の音が聞こえるのみで人の気配はありません。活動はスムーズに素早く淡々と行われました。主にテトラポットやその付近のガレキ等を片づけしながら砂を掘っていく。十数名による作業でしたが、人が足りなすぎる。この広大な土地の捜索をするには、もっともっと人が必要だと感じました。「どんなに小さな骨も見逃さない」そう言い聞かせている自分が居ました。 此処浪江町は、今年4月に日中の立入が出来るようになった場所。立入が出来るようになったものの、16:00迄には退去する事、退去の際、スクリーニング(放射線量を測る)をする旨のアナウンスが流れました。
 
今回初めて参加した福興浜団は、震災直後から捜索活動や地域に密着した復興活動をしている団体です。団長の上野さんは、ご両親と小さなお子さん二人を震災で亡くされています。この活動に、団体に、上野さんの想いに心を動かされたメディア、数多くの団体、全国の方々が支援し応援しています。以前放送されたTVで、上野さんはこう仰っていました。
 
「生きているから 生かされているから 出来ることをしているだけ ただそれだけ」
 
もし自分が同じ立場だったら・・・・涙が止まりませんでした。
 
福興浜団とは(日経新聞より) facebookもあります。
 
◆10月13日(日) 小高区のボランティア活動
 
被災者宅の家財道具・家電の搬出 
被災者の方立ち会いの下、家財道具・家電等を搬出し、ボランティアセンター(以下ボラセン)の軽トラで被災者の別の土地に移動、分別する作業を行いました。真新しい物、まだまだ使える物まで処分しなければいけない作業は何度やっても心が痛みます。休憩時には、沢山のおもてなしをして下さいました。いつも思いますが、ボランティアの事を考えて下さっている。「物」とかではなくて、心のおもてなしに、感謝せずにはいられません。
 
16:30頃作業も完了し、被災者の方が別れ際、「此処に来るたびに早く片づけないと・・・と、いつも思っていた。やっとスッキリしました。いつ戻れるかはわからないけれど、いつでも戻って来られるようにしておきたい」
 
先が見えない不安と向き合いながら頑張られている。 
応援せずにはいられませんね♪
 
私が行っている南相馬市ボラセンのブログ(慢性的なボランティア不足です)
 
【トップ画像】 毎回お邪魔する「松月堂」さん 
【画像1】 請戸海岸放置車両
【画像2】 請戸海岸(正面に見えるのが福島第一原発)
【画像3】 請戸海岸捜索の様子
【画像4】 被災者の方のおもてなし

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