全国コーチクリニック オンライン参加報告

(公財)日本バスケットボール協会(JBA)主催の「2021年度全国バスケットボールコーチクリニック」(9/10~9/23オンデマンド動画配信)へ、スクールコーチたちが参加しました。

ユース育成年代のバスケ指導の考え方や選手に対するアプローチ手法を、頭の中で整理して再認識できただけでなく、たくさんの新たな気づきがあり、自身の指導を振り返って改善するきっかけとなり、とても良い勉強になりました。

【Vol.1】プレーヤーズ・センタード・コーチングの考え方と手法(今田圭太氏/JBA指導者養成部会) 90分+90分

【Vol.2】変化をもたらすコーチング、戦術を超えたコーチング(ドン・ショルター氏/USA Basketball)90分+90分

ドン・ショルターさんは、ハイスクールコーチ(高校の指導者)として42年間で600勝以上の実績を持ち、アメリカ男子U16 ・U17ナショナルチームのヘッドコーチとして62 勝 0 敗 (10 回の世界一)の戦績を残し、NBA 選手を50人ほど輩出した「USA Basketball ユース&スポーツ デベロップメント ディレクター」です。

ドン・ショルターさんの指導者向けコーチング動画を拝見して感じたことは、経験豊かなコーチの指導は分かりやすく整理されていて、とてもシンプルであるということです。

特に強調していたのは、3対3(3 on 3 Competition)の重要性です。

3対3のスキル開発(Skill Development)では、次の場面がとても印象的でした。

Catch the ball, pivot, set the body square & lower, peep the goal, pass & move, after score, point the assist player, say louder ” Thank you!”

ボールをキャッチしたら、ピボットしてゴールに正対し、低い姿勢になり、ゴールをチラ見し、パスしたら移動し、得点した後はアシストプレーヤーを指差して「ありがとう!」と大きな声で言おう。

※上記の一つでも実行できなかった場合、待機している選手と交代となる。

オフェンススキルの基本やチームコミュニケーションに、とても忠実で、すべての年代カテゴリーで必要かつ重要な指導すべきポイントが集約されていることに驚かされます。

今回のコーチクリニックで、今田圭太さんとドン・ショルターさんから学んだことを活かし、バスケットコートの内外で接する子どもたちの考えや自発性を引き出す声かけ指導(コーチング)を心がけていきたいと思います。

HMSportsバスケットボールスクールは、日々のバスケ指導を通して、子どもたちの未来の可能性を広げるとともに健やかな心身の成長をサポートするため、私たちは「学び続けるコーチ」として、これからもその役割を果たしていきたいと思います。

HMSportsバスケットボールスクール 代表 大塚勇一

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